ブログを開設するならXサーバーがおすすめ♪Click

全館空調(デンソー)1ヵ月ごと(約1年分)の電気代とメンテナンス費用を公開 全館空調のメリット・デメリット

デンソーの全館空調の電気代はいくら? メリット、デメリットも紹介
  • URLをコピーしました!

個々の部屋にエアコンを取り付けなくても、1台あれば全ての部屋の温度を快適に保つ全館空調。

我が家は築4年目になりますが、全館空調を取り入れるか、個々の部屋にエアコンを取り付けるかで非常に悩みました。悩んだ理由は、電気代やメンテナンス費用などの情報があまりなく維持費などに懸念があったためです。

この記事が、これから全館空調を取り入れようと考えている人の参考になれば幸いです。

目次

一般家庭(オール電化)の電気代の平均

【世帯人数別】

1人暮らし1,0777円
2人暮らし13,406円
3人暮らし14,835円
4人暮らし16,533円
出典:関西電力「オール電化の電気代平均額と節約方法」

上記は2020年~2021年の年間使用料の平均値になり、現在は燃料価格の高騰により上記金額よりも値上げされていますので参考程度に見ていただければと思います。

全館空調込みオール電化の約1年間の電気代を月ごとに公開

まず、我が家の家族構成や住居環境を軽く紹介します。

  • オール電化
  • エコキュート
  • 太陽光発電あり(搭載容量4.0kW)
  • 戸建て(2階建て4LDK)
  • 高断熱・高気密
  • 寒冷地ではない
  • 3人家族

続いて2023年の2023年1月~12月の電気代です。

スクロールできます
電気使用量月額
1月28,920円
2月27,172円
3月19,552円
4月13,873円
5月10,813円
6月11,019円
7月12,288円
8月13,869円
9月13,887円
10月13,046円
11月10,007円
12月14,066円
合計188,476円
平均月額15,706円

1月~3月は、電気代が高額になっていますが、これは恐らく加熱式加湿器をほぼ毎日フル稼働していたからだと思います。我が家は、2023年の電気代値上がり後の月額平均値が15,706円となりました。太陽光発電を4kW載せていて、昼間などは発電量で賄われるため、使用料は若干高いかもしれませんが、これとは別に太陽光発電の売電収入が月にだいたい6,000円~10,000円入ってくるので、差し引きすると、数千円の使用料で済んでいる月もあります。

こう見ると、オール電化で全館空調が占める電気代は驚くほど高くないのかもしれません。

デンソー全館空調のメンテナンス費用

我が家の全館空調システムは、DENSO(デンソー)製になります。気になるメンテナンスについてですが、基本的に年に1回です。

新築3年(合計3回)は無料(出張費込み)で行ってくれます。作業時間はおよそ2時間程度です。

自分たちでは目の届かないフィルターの清掃や、室内外機などのチェックなど細かい作業を行ってくれます。

4年目からは、25,000円/1回かかるようになりますので、年に1回だと年間25,000円かかります。

だいたい個別エアコンのメンテナンスにかかる費用とさほど変わらない金額です。

なお、4回目からはメンテナンスを行うか行わないかを選択することもできます。

我が家は年末などの大掃除シーズンなどに毎年年1回頼むようにしています。

全館空調のメリット

それでは、実際に全館空調を使ってみてのメリットを紹介します。

部屋の温度差がない

全館空調なので、どこに行っても温度が同じです。特に快適なのは、玄関に入った瞬間とお風呂から出た後です。

玄関に入った瞬間、夏は涼しく冬は暖かい。お風呂から出たとき脱衣所が暑くて汗が全然引かないことや寒い寒い早く着替えよう!みたいな感じにはなりません。また廊下が寒いなんてこともないので、子どもは夏でも冬でも部屋に関係なく家中遊び回っています。

ちなみに、トイレとお風呂場は常に換気扇を回しているということもあり、全館空調が入っていないスペースとなります。しかし暑すぎる、寒すぎるということはなく、そこまで不憫に感じたことはありません。

真冬でも布団はいらず

我が家は全館空調にしてから、布団を使ったことがありません。冬はだいたい日中は22℃、寝る前に21℃設定にするのですが、真冬でもタオルケットとニトリのNウォームの毛布のみです。子どもはそれだと暑いのか起きる時には、何もかけていません。重い布団を干すなどをしなくて済むので非常に楽です。

メンテナンスが一回で済む

個々の部屋につけるエアコンは、一台一台時間とお金をかけてメンテナンスをするので、全ての部屋をやるとなると半日もしくは1日かかってしまいます。その点全館空調は限られた場所のみなので、年に1回2時間程度で済みますし、毎年封書で今年のメンテナンスはどうするのか調査がくるので、忘れることもありません。

個々のエアコンだとどこに依頼するか考えたり調べたり予約するのがなかなか面倒ですよね。

また、デンソーの全館空調は24時間365日サポートセンターが受付をしているので、何かあればすぐに対応してもらえます。

泊り客がいつ来ても安心

普段使っていない部屋も温度が快適なので、夏でも冬でも急に泊り客が来ても安心です。また空いている好きな部屋を選んでもらうことも可能です。

また家族の誰かが感染性のウイルスにかかった場合、隔離をするにも便利です。我が家は筆者が妊娠中に夫と息子がコロナにかかったり、色々な風邪を引きましたが、普段使っていない子ども部屋でご飯を食べ、普段使っている寝室でだいたいの時間を過ごしてもらい私は1階にある和室で寝泊まりしていました。

普段から全館空調が効いているので、電気代が上がるということもなくその点は良かったなと思います。

外壁にエアコンのダクトがいらないので、家の外観がきれい

家の外壁のエアコンダクトを気にする人はあまりいないかもしれませんが、全館空調の場合、室外機が家の裏に2台置いてあるだけで、外壁にダクトがありません。

家の外壁が塗り壁や吹付の家など、家の外観を拘る方にとってはポイントが高いのかもしれません。

電気代が結果的に安く済むことも

特に部屋数が多い場合は、個々の部屋のエアコンをひとつひとつ稼働させるより電気代が安く済む場合もありそうです。

我が家の場合は子どもがまだ小さく将来的に子ども部屋を使う予定なので、個別エアコンを設置するなら最低4台は必要になります。

使っているエアコンの性能や住んでいる地域にもよりますが、我が家はオール電化、全館空調込みで月平均15,000円程度なので、個々のエアコンで全館空調と同じ空間を保つために稼働させると、個々のエアコンの電気代の方が全館空調の電気代を上回るのではないかと思います。

全館空調のデメリット

続いて実際に全館空調を使ってみて感じたデメリットを紹介します。

初期設備費用がかかる

我が家は注文住宅なので、全館空調を導入するかしないか選択することができました。その際の設備・設置費用はおおよそですが、300万円ほどでした。

注文住宅の際に選択したので、そこまでダメージはなく感じましたが、後付けやリフォームなどで取りつける場合、それだけの値段を見てしまうのでとても高額に感じると思います。

季節の変わり目の温度調整が難しい

これは筆者がまだ使いこなせていないということもあるのかもしれませんが、全館空調は真夏や真冬には快適なのですが、季節の変わり目で暑かったり寒かったりする日々の温度設定が難しく感じることがあります。

特に今年の冬は暖冬でなかなか寒くならず、11月でも暑い日がありました。そういう時に暖房にして温度を22℃などにしておくと、ちょっと暑いなぁと感じることがあります。かといって冷房にすると今度は少し寒い。

自動設定などもできるのですが、その前後で使っていた設定(夏は冷房、冬は暖房など)を引き継ぐので、日ごとに温度差が激しい日々や季節の変わり目などはちょっと暑い、ちょっと寒いなどが出てくる日があります。

一定に室温を保つといってもやはり外の気温は影響してきます。

ちなみに外の気温が快適の日は送風モードなどに切り替えることも可能で、またエコモードや外出モードなど色々なモードがあるので上手に使いこなせばもっと快適に過ごせるのかもしれません。

個々の部屋での温度設定ができないので、体質によっては不便

全館空調のコントロールは1階と2階に1台ずつあるモニターで全部屋の温度を調整します。

全部屋一定なので、すごく暑がりさんや、すごく寒がりさんの人など体感温度が±2,3℃くらい違う人の場合少し苦労するかもしれません。そういう場合は羽織るもので調整したり、他の暖房機器(こたつやヒーターなど)や扇風機などを使用することを考える必要があるかと思います。

ちなみに我が家の子どもは寝入ってしまえば大丈夫なのですが、寝る直前に冬でも汗をかいたりするので(汗っかき)、手で持てる小型の扇風機を当ててあげたりしています。

設置スペースが必要になる

DENSO(デンソー)の全館空調システムを設置するのに、畳半畳(0,5畳)ほどのスペースが必要になります。

全館空調の機械を置くスペースとドアも設置するので、少し大変です。新築する時にはそれを見越してスペースを作ればよいのですが(それでもどこに設置するか色々考えました)、後から付ける場合は畳半畳のスペースを確保するのは少し厳しいかもしれません。

稼働音

全館空調システムの機械はドアがついたスペースに設置しますが、やはり稼働音はします。

我が家も最初寝室の前あたりに設置スペースを設けていたのですが、メーカーさんから全館空調は稼働音がするので、気になるなら少し離したところに設置した方が良いといわれて、1部屋分離した場所に設置することにしました。お陰で寝室にいても稼働音が気になることはありません。

新しく全館空調を取り入れようか考えている方は、なるべく寝室から遠い場所に設置するのが良いと思います。

冬はそれなりに乾燥する

全館空調システムには加湿機能がついていてON/OFFを選べるので冬の暖房時のみONにしているのですが、それでもやはり乾燥します。

だいたい22℃設定で外が晴れていて寒い冬の日などは湿度が40%前半くらいになります。雨の日などは55%~60%です。

特に夜間は乾燥するので、寝室に洗濯した濡れタオルを干したり、日中はリビングに洗濯物を干したりすることもあります。後は加湿器を設置するなどして乾燥を防いでいますが、加熱式の加湿器を設置したところ電気代が普段より月1万円ほど高くなったので違うタイプの手入れが楽な加湿器を現在検討中です。(といっても加熱式が一番楽で衛生的なんですよね・・。)

まとめ

以上全館空調の電気代や、メリット、デメリットをまとめてみました。

筆者も電気代などが心配で全館空調を取り入れるか非常に悩んだのですが、実際使用した筆者個人の感想としては、全館空調がそこまで家計を圧迫するほどの電気代ではなかったなと思っています。もちろん住んでいる地域や環境、住宅性能にもよるので一概には言えません。

しかし、我が家はデメリットよりもメリットの方が上回っているので、思い切って導入して良かったと思っています。

この記事がこれから全館空調を設置しようか考えている方の少しでも参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次