「家にいながら稼げればなぁ」「子どもがすぐ熱を出すし外では働くのを躊躇ってしまう」
こんな理由から筆者も過去にFXに挑戦してみた過去があります。この記事はその時の体験談を踏まえて、子育て中主婦にFXは向いているのか?をまとめあげました。ここに載せているのは全て経験談から感じた個々の意見になります。
少しでもFXに興味がある方や子育て中で何か始めたいと考えている方の参考になれば幸いです。
そもそもFXとは?
FXとはForeign Exchangeの略で、日本語で外国為替という意味になります。日本ではFXのことを外国為替証拠金取引と呼ばれていて、ある国の通貨を別の国の通貨に交換することを言います。例えばアメリカの通貨、ドルを円で買う場合、安く買って高く売ればその差額が利益として受け取ることができます。また日本のFX取引会社では、証拠金の最大25倍(レバレッジ)で取引をすることができるため、チャンスを掴めれれば大きな利益につながります。しかし、25倍などハイレバレッジで取引をするとその分リスクも上がり、すぐにロストカット(証拠金維持率が〇%下回ると強制終了され損になる)されてしまうなどの危険性があるので注意が必要です。
デイトレードとスイングトレード
「家にいながらFXで稼ぎたい」と思われている方のいたいがデイトレードを考えているかと思います。デイトレードはその日のうちに取引を完了させて日ごとの利益を得ていくことです。それに対しスイングトレードは数日から数週間の間で取引を行う手法です。それぞれメリットデメリットがありますが、筆者は主にデイトレードを行っていました。個々の生活スタイルによって向き不向きがあると思います。
FX 通貨売買の根拠
FXは上記の通り、ある通貨が安い時に買って高い時に売るなどの差額を利益とします。では、その通貨が高い時や安い時の根拠となるものは一体なんでしょうか?大まかに分けて以下の2点だと考えます。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、過去のチャートを用いて未来の相場を予測することです。相場は繰り返される可能性が高い性質を持つので、過去の同じような相場の値動きから、次はどんな動きになるかを分析します。筆者もこのテクニカル分析に約2年くらいの時間を費やしました。テクニカル分析は1日にしてならず。ある意味受験勉強なようなもので継続しないと意味がありません。したがって勉強し続ける覚悟がないとFXで勝ち続けるのは難しいと思います。
ファンダメンタル分析
国の経済状況や、各国の要人発言、経済指標の発表などを参考に取引を行う手法です。筆者は大きな経済指標の発表以外は、ほぼほぼテクニカル分析で取引をしていました。
FXのメリット
家にいながらいつでも取引できる
FXのメリットとデメリットは表裏一体だと思いますが、まずひとつめとして家にいながら取引ができるということ。今は簡単にスマホで24時間取引ができます(土日などを除く)。理由があって外で働けなかったり、時間がある方にとっては良いですよね。
少額から取引ができる
FXは数百円から取引することが可能です。初心者なら少額から始めた方が気楽にストレスが少なく取引がすることができますし、趣味の範囲で楽しくやるなら良いのかなと思います。
FXのデメリット
資金損失リスクがある
FXに100%勝つ方法はないので、取引をするたびに資金を損失するリスクがあると考えなければいけません。簡単にスマホでいつでも24時間、取引できるからこそ、チャンスでもないところでポチポチエントリーしてしまったり・・。また、一回損失を出すと、その損失を取り戻そうといらないエントリーをしてさらに損失を増やしてしまうということもあり得ます。一回負けたらその日はやらないなど自分のルールを設定して守らないと負のループに陥ってしまいます。
相場が動く時間はだいたい決まっている(チャンスがきてほしい時にこない)
主にデイトレードを専門とするデイトレーダーの場合ですが、FXというのは世界中の人が参加することができます。FXは24時間取引可能ですが、相場が動き出すのはだいたいヨーロッパの人たちが動き出す16時~24時あたりです。それまでの時間は割とゆっくり相場が動きますが、チャンスが来ることが少ないです。(経験談)
筆者としては子どもが幼稚園に行っている間などの昼間に取引を終えたいのですが、ちょうど帰ってきて忙しい時間帯に相場が活発になってくるんですよね・・・。
夕飯準備やお風呂などやらなぇればいけないことがあるので、チャートをずっと見てることができず、FXで取引をするにあたり、チャンスがきてほしい時にこないというのは割と致命的ではありました。
勉強をし続けなければならない
テクニカル分析はインプット・アウトプットを繰り返してようやく身についていきます。なので、勉強をし続けないとやはり忘れてしまいます。なので、1日に30分でも検証時間を確保することができない環境だと厳しいかなと思います。根気・努力・環境が揃っていないとFXで勝ち続けることは難しいと考えます。
100%の勝ちはない
検証を何年も続けても、FXに100%の勝ちはあり得ません。筆者は、検証をする=勝つ確率を上げることだと思っています。検証したって負ける時は負ける。答えはありません。負けた時にいかに自分のメンタルを保つかも重要です。FXは全て自分の裁量で行うので、自分のルールをしっかり決めて、それを厳守しないといけない厳しい世界です。
【結論】FXは子育て主婦に向いているのか?
ずばり、結論から言うと、FXは子育て主婦には向いていない。
これは、自分の体験から出た結論で、個人の意見です。
筆者は2年間ほど、テクニカル分析を用いて過去チャートを検証しまくりました。子どもがまだ未就園児の時は寝てからの時間を検証時間に充て、幼稚園に通い始めたらその時間を使って検証作業をしていました。
しかし、上記のデメリットにも記載したように、相場が動き始めるのってほぼほぼ子どもが帰ってきてからなんですよね。
子どもが小さいうちってすぐに呼ばれたりするので、腰を据えてチャートを見ることができませんでした。せっかく日中テクニカル分析で検証をしても本番ができないというもどかしさ・・。
さらに夕方となると、お風呂に入れたり、夕飯準備をしたりとやらなければいけない家事、育児があるので余計に時間を取ることが厳しくなります。
テクニカル分析をしていると分かってくるのですが、売れる、買えるチャンスって、週に数回あれば良い方なんですよね。(手法にもよりますが)
その数回のために何時間、何十時間と貴重な時間を割いて検証するのに、いざ本番では、タイミングが合わずにチャンスを逃してしまう。結果乗り遅れて損失・・・のようなことが何回かあり、すっかりやる気をなくしてしまいました。
たくさんの時間を費やしても相場に100%はないですし、このまま一生FXの勉強を続けていかなければいけないと思ったら、違うところでもっとノーリスクなことで稼いでいきたいなと思い、2年続けたFXをすっかりやめてしまいました。
ただ単に、性格的に合わなかっただけかもしれないのですが、、
では逆にどんな人が向いてるのか?というと
- 勉強をし続けられる
- 夕方~夜にかけてある程度自由に時間をとれる
- 自分に厳しい(自分のルールを決めて厳守することができる)←資金管理など含む
人には向いているかな?と思います。
ということで今回は「子育て中の主婦にFXは向いているのか?」という記事を筆者の体験談からまとめてみました。
少しでも未就園児や、小さいお子さんを育てている方でFXってどうなのかな?と思っている方の参考になれば幸いです。